外断熱の始まりは30年前のこの建物から
2021.02.16今日は、高性能住宅の始まりについて書きます。
外断熱、高気密の住宅に考えが向いてきたのが自宅をコンクリート打ち放しにした事からでした。
設計士を目指す誰もが憧れるコンクリート打ち放しですが、とてもかっこよく頑丈なもののイメージが強いです。でも、綺麗な花にはとげがあるように大きな弱点もあります。
コンクリートは、言わば石の建物です。強固なものであることは誰でもわかりますが、生コンが固まるまでには時間が数日かかります。そして、水分が完全に抜けるまでには(コンクリート面の環境によりますが)数年がかかります。
その数年の間、結露にに悩まされまたカビなどの発生もアトーピーの原因でした。そんな時、カナダに研修で訪れた際、カナダの断熱性能に驚かされました。それが30年前です。日本に帰って来てからいろいろな家を建てる際に、お施主様に了解を得ながら外断熱の良さを訴え試行錯誤し今日まで来ました。今では、ほんの数ミリの隙間でも結露をしてしまうほどの機密性能も確保できるようになりました。
昨年、機密測定が0.1の値でした。これは、住宅全体の隙間がほとんどないマホービン状態のようなものです。換気については、熱交換型の一種換気を採用して、室内の温度をほとんど下げる事なく新鮮な空気を取り入れています。私も今年そんな高性能住宅を建てることを決心しました。
プラン作成方完成まで、随時報告していきますのでお楽しみに。
インナーガレージ付きの平屋住宅です。
現在のコンクリート打ち放し住宅です。これも素敵ですけど住みずらいです。
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